当店だけのオリジナル印鑑・はんこ字体
■印鑑書体一覧
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■流印体(太字 / 細字)
りゅう・いんたい / 永田 皐月作
なだらかに湾曲しつつ岐阜市内を緩やかに流れる一級河川・長良川は、夏の鵜飼で全国的に有名ですが、市民にとっても心のよりどころです。
永田 皐月も幼少のころから、この長良川に親しんできました。
岐阜市内の高校を卒業後、彼はハンコ彫刻技術習得のため東京の印鑑店に住み込み修業に入りしましたが、慣れない都会暮らしと自由な時間・空間の少ない苦しい日々が続きました。
そんな時、いつも思い出すのは決まって故郷・岐阜、それも大らかな長良川の風景。
やがていつからか彼の胸の奥深く、ある思いが宿るようになりました。
「曲線の文字が流れるような書体の印鑑を彫りたい、長良川のように」
彼の長年の想いが結実した流印体は、現在多くのご注文をいただいております。
■密印体(太字 / 細字)
みつ・いんたい / 小林 董洋作
浅草で生まれた小林 董洋にとって、浅草寺や仲見世は遊び場でした。
しかし中学進学の春、彼の一家は事情により浅草から遠く離れた街への転居を余儀なくされました。
いきなり新たな環境に放り込まれ、孤独な日々を過ごした彼は、とある日曜日、つい昔懐かしさのあまり、浅草・仲見世を訪れました。
そこで彼の目に飛び込んできたのは、子供のころ目にしたのと何ら変わらぬ、浅草仲見世商店街の賑わいでした。
懐かしい街の活気を目の当たりにして元気を取り戻した小林 董洋は、それ以降、臆することなく積極的に周囲に溶け込み、充実した中学生生活を送りました。
「勇気を与えてくれた浅草の賑わいを取り入れた書体を創りたい」
その思いを胸に開発に3年の日々を費やした堂々たる密印体は、多くの客様から「こんなに凄い迫力のハンコは見たことない!」と人気を集めています。
■優印体
ゆう・いんたい / 永田 皐月作
印鑑書体に対するお客様のご要望は実に様々ですが、中でも多いのは
「ひと目でとわかるような、スッキリと読みやすく、優しい文字で」
「堅苦しくなく、柔らか味があって微笑ましい書体」この2点。
そんなご要望にお応えして永田 皐月が新たな書体開発に挑みました。
従来書体の読みにくさを取り除き、なおかつ丸みを加えた優印体。
優しさ溢れるデザインは、特にお子様・お孫様の銀行印に最適です。
■吉印体(太字 / 細字)
きち・いんたい / 小林 董洋作
小林 董洋の父、小林吉重師は昭和のハンコ業界を代表する名職人の一人。
今や伝説となった東京・虎ノ門の名店、長澤印店の数多い印鑑職人の中でも筆頭格として、歴代首相(三木武夫・福田赳夫・大平正芳の各氏)印鑑の彫刻を手がけました。
重厚にして優美な、吉重師独自の格調高い作風を、息子・小林 董洋が約10年間の研鑽を経て忠実な再現に成功、見事に蘇らせました。
筆意と呼ばれる文字線の部分的な肉付けと絶妙な湾曲により、通常の篆書がより活き活きとした表情で躍動する吉印体は、今や小林 董洋の代名詞となっています。
■筆印体(太字 / 細字)
ひつ・いんたい / 永田 皐月作
永田皐月は商品や店舗などの筆文字ロゴ制作も手がけています。
本人は「趣味」と笑いますが、その独特な書風は多方面から高く評価されています。
一気呵成に書き上げた文字を封じ込めた筆印体の印鑑は、まさに一期一会の迫力とインパクトに満ちています。
「ひと目見てただけでそれとわかる、他とはまったく異なるハンコ」をお求めのお客様に圧倒的な人気を博しています。
■星印体
ほし・いんたい / 小林 董洋作
小林 董洋は20代の若かりし修業時代、休みになるとバイクで日本中を駆け巡りました。
それは修業先の仕事仲間たちと大阪から長野にツーリングに行った時のこと。
夜、珍しく寝つけなかった彼は1人宿を抜け出し、近くの野原に何気なく寝転がりました。
その夜は快晴で、澄んだ夜空にはきらめく満天の星。
都会では見ることができない絶景に感動しつつも、そこは印鑑職人。
「天空や星の軌道をあらわすようなハンコ書体ができたら楽しいだろうな」と早速思いを巡らせます。
そしてその後20年の歳月を経て、星座を密やかに織り込んだ、この世に1本だけの印鑑書体が誕生しました。
■篆書(太字 / 細字)
(てんしょ)永田 皐月作
永田 皐月が手がける篆書の印鑑は、出自の明らかな正統な篆書字形を基調としつつ、緩やかなカーブを多用した柔らかなイメージの仕上がりが特徴的です。
そこには、曲線的な文字を得意とする彼の本領が遺憾なく発揮されています。
■篆書(太字 / 細字)
(てんしょ)小林 董洋作
小林 董洋が手がける篆書は直線系の文字線が見事なまでにバランスよく収り、整然とした風格を漂わせています。
その精緻で格調高い作風は、同じ篆書でも永田 皐月の手による柔和で華やかなそれとは対極に位置しています。
特に彼の篆書太字は紙幣(日本銀行券)表面に印刷されている15㍉丸の印影「総裁之印」のイメージに近いことから、広く人気を博しています。