押印するのが楽しみ
岐阜県高山市 K様(2013年2月ご注文)
本日(2月22日)の午後に受領致しました。
小さな印ですが、ケースと箱、更に緩衝材の入ったダンボールで、丁寧に配送下さり本当に有り難うございました。
先日メールで送信下さった印影通り、緻密で尚且つ周囲の円に文字を接する印で、実物とラミネートされた保証書と印影を早速拝見した後、神棚と仏壇へおかざりして感謝の報告をしました。
(こんなことをするのは滅多にないことなのですがそれほど嬉しかったのです)
実は、現在の実印で3本目なのです。
当初は「姓名判断」に基づく鑑定証まで添付されたもので、サイズは同じ18㍉で印材は象牙と黒水牛製でした。
しかし、数年間何となく納得がいかないまま使用していました。
ボテッとして文字も輪郭も分厚い「これ見よがし」の様相を発する象牙印、画数と生年月日から一級の彫刻師が製作した・・と言われた黒水牛印。
私は姓名判断や印の材質など詳しいことはわかりません。
ただ、子供の頃から見慣れていた自宅の屏風・衝立・掛軸・扁額など、大きさや形が幾多にも及ぶ落款をはじめ、古くから伝わる数多くの古文書等に押印されている印(朱もあれば黒色もありますが、サイズは大小ありはしますが丸型が多いです)を見慣れて育った私は「自分が納得できて、自信を持って押印出来る。また、押された書類を誰に見せても・何年後に誰が見たとしても真心とセンスが伝わる印」が、どうしても欲しくて欲しくて仕方がありませんでした。
地元にも何人かの彫刻師の方を知っており、認印など作成いただいておりましたが(正直申し上げると)満足できる印が1本たりとも出来なかったのです。
そんな矢先の出来事です。
ネットで「実印」と検索して色々なサイトを見続けたのが数日。
そこで御社のホームページを見つけました。
最初にここは大丈夫だ!!と直感し、それ以降も何回も眺めていては注文をためらっていたのが、2年以上は続いたのではないかと思います。
40歳となり、まだまだ人間としては青二才の分際ですが、今のうちに生涯自信を持って保持・使用できる実印を製作しよう!!と、思い切って注文しました。
緊張して手が震えながら注文したら、案の定「印字体」間違いで注文していました。
担当者様からのメールで気付き、変更をお願いしたら直ぐに了承下さいました。
顔の見えない取り引きです。
私も相手様を知らなければ、勿論御社も初めての人間=私=を知らないわけですが、疑念無く快くお受け下さった事に感激と感謝しながら、印影を拝見し、本日の受領となりました。
私は、届いてからこのメールを入力するまで、ラミネートされた印影を左右にしたり天地逆にして、何度も何度も眺めて見ました。
どこをどう見ても、4文字(苗字・名)のバランスや朱と白のバランス、線の統一感がなんとも見事で、スーッと心に染み渡る感覚を得ました。
凄く嬉しくて今後の契約や大きな取り引きなどで押印するのが楽しみになってきました。
生憎、受領した本日は土曜日。お役所は明日まで閉庁日ですから、月曜日の朝一番に出向き、登録変更しようと意気込んでおります。
取り留めの無い感想や乱文を書き綴ったことを何卒お許し下さい。
取り急ぎ、受領の御報告と共に御礼を申し上げます。
彫刻師の小林 董洋様をはじめ、目には見えないながらもお世話になりました御社の皆様方へ、どうぞ宜しくお伝え下さい。
失礼致します。