印稿修正の許容範囲に関するお知らせ【美印工房】

印稿修正のガイドライン

当店オリジナル書体のうち、

■流印体
■密印体
■吉印体
■星印体

以上の4書体は、出自(出所)の明らかな篆書字形を基本として、そこに

■文字線の部分的肉付け(吉印体)
■文字線の屈曲(密印体)
■文字線の湾曲(流印体 / 吉印体 / 星印体)

といった、あくまでも許容される範囲内で当店独自のアレンジを施すものです。

原典たる篆書には存在しない字形への改変、たとえば

■本来存在しない文字線の追加
■本来あるべき文字線の削除
■本来交わっていない文字線同士の交差
■本来接していない文字線動同士の接合

これらの「後世の者による改変」は言わば「歴史への冒とく」にあたります。
それは古代より連綿と受け継がれてきた「文字」を生業とする私ども印章業者としては、厳に慎むべき禁忌であります。

それだけでなく、そのような「創作文字」が彫刻された印章は、各地方自治体役場の印鑑登録窓口での彫刻文字照合(彫られた文字が正しいかどうか、窓口係に常備された字書と照らし合わせる確認作業)の結果、 「誤字」との判断を下され、結果的に印鑑登録を拒絶されることにもなりかねません。

したがって当店としては「原典の篆書には存在しない字形への改変」は、たとえお客様のご要望であっても、お応えいたしかねます。

以上につきましてあらかじめご理解・ご了承のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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