店長Q&Aブログ32【美印工房】

法人角印の「印」「之印」は必ず付けるのでしょうか

2018-02-01追加

法人角印の末尾「印」あるいは「之印」は、必ず付けなければならないというものではなく、各列間の文字数のバランス調整に用いられるものです。

まず下の例をご覧下さい。

法人角印の末尾に「印」を加えた例

「株式会社システムハウス」という11文字の社名の場合、各列4文字ずつ配置すると、左列末尾に1文字分の余白が生まれます。
そのスペースを埋めるために「印」を加えると各列4文字ずつになり、右のようにバランスよく収まります。

法人角印の末尾に「之印」を加えた例

上の例も同様です。

「合同会社東都総合開発」は10文字なので、各列に4文字ずつ並べると、左列末尾は2字分のスペースができます。
そこで「之印」を加えて各列4文字ずつにすることで、右のようにバランスを整えます。

ここで逆の例を挙げましょう。

法人角印の末尾に「印」「之印」を加える必要のない例

こちらは「株式会社アイダホ物流企画」と12文字の社名で各列に4文字ずつでビッタリ収まっています。

そこにわざわざ「之印」を加えると、右のように左列だけ6文字となり、全体のバランスが損なわれるだけでなく、左の列だけ窮屈な印象となります。

以上のように「印」あるいは「之印」は、単に各列間における文字数のバランスを整えるために用いられる、
そのようにご理解いただければ幸いです。

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