店長Q&Aブログ31【美印工房】

比較的オーソドックスなオリジナル書体はどれですか

2018-01-30追加

まず下の2つの書体の印影見本を見比べてください。

篆書太字と吉印体太字の印影見本比較

これらはいずれも美印工房の職人、小林 董洋の見本作品です。
上段の「篆書太字」は、多くの印鑑に用いられている、もっともオーソドックスな書体です。

それに対して下段は、小林 董洋オリジナルの「吉印体太字」です。
あくまでも正統的な篆書をベースにしつつ、線に太細の強弱をつけ、微妙な湾曲を施すことにより、文字に豊かな表情と動きが出て、なおかつどっしりとした風格を感じさせます。

このように「吉印体」は、オーソドックスな篆書の範囲内で、可能な限り独自性を付加させたオリジナル書体です。
さらに付け加えれば、この「吉印体」は彼の父で名はんこ職人と謳われた小林 吉重師が、三木武夫・福田赳夫・大平正芳の昭和歴代首相の私印を手がけた際に用いた書体を復刻したものです。

以上のことから、オーソドックスで個性的な格調高い独自書体をお望みでしたら、美印工房としては、小林 董洋による「吉印体」をお勧め申し上げます。

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