美印工房店長のQ&Aブログ

■法人銀行印は「銀行之印」と彫刻するのがよいですか?

銀行印は実印と明確に区別する必要があります。
そのため、法人種類の如何を問わず、
銀行に登録する印鑑には「銀行之印」と彫刻するケースが多いようです。

法人実印と銀行印の例

しかし、これはあくまで美印工房店長の個人的見解ですが、
「銀行之印」と彫刻することには少々懸念があります。

それは、銀行印自らが、その印影によって

「この印鑑がわが法人の銀行登録印である」

と、本来は極秘であるべき事実を公にしてしまっている点です。

今日では個人の預金通帳も、
銀行印が特定(また偽造)されることを避けるために
その印影は貼付されていません。
(少し前までは所有者が管理しやすいようにとの配慮からか、
通帳の表示裏に印影が貼付されていました)

したがって、仮に預金通帳が盗難にあったとしても、
銀行印がしっかり別の場所に保管してあって盗難を免れれば、
犯人はその印影を特定あるいは偽造できず、預金を引き出すことができません。

ところが、

「この印鑑がわが法人の銀行印である」

と、自らがハッキリ認めてしまっているような印影の印鑑は、
法人銀行印として使用するのに多少なりともリスクが伴うと思われます。

当店としては、 銀行印も実印と同様、代表役職名(例:株式会社=代表取締役印)を彫刻し、
一方で実印と明確に区別できるよう、異なる書体をお選びになることをお勧めします。